
間質性肺炎(肺線維症)という病気をご存知でしょうか。
吸入した空気は気管から気管支を経て肺胞に至ります。ここで酸素と二酸化炭素の交換を行います。外界や口腔内細菌の侵入により気管や肺胞(空気の通り道)に起こる炎症が細菌性肺炎です。通常の肺炎はこの細菌性肺炎を指します。
間質性肺炎は通常の肺炎とは違ってやや特殊な肺炎です。 間質とは気管や肺胞(空気の通り道)の間の部分を指し、そこに起こる肺炎のことを間質性肺炎と言うのです。
咳、息苦しさ、熱など間質性肺炎の症状は普通の肺炎に似ていることもありますが、症状がなく健康診断ではじめて指摘される人もいます。原因によって病気の進行する速さも様々です。原因が分からないものもあります。分かっている原因としては、鳥の糞や羽毛布団、カビやほこりなどの吸入物質、薬、放射線、ウイルス感染などがあり、リウマチなどの膠原病と呼ばれる病気の途中で起こることもあります。原因が分かるものはそれに応じた治療を行います。原因が分からないものは特発性肺線維症といい、研究や新薬臨床試験を精力的に行っています。しかし現時点では特効薬と呼べるものはなく、肺移植が行われることもあります。毎年健康診断で胸部X線検査を受けることが早期診断の近道ですが、咳や息苦しさが長期間続く場合は内科や呼吸器科を受診して下さい。また間質性肺炎と診断されたら、適切な治療を行うために原因を特定することが大切ですので、大きな病院の呼吸器科を受診して下さい。
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